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解剖学~脊髄神経!#2

どうも、日本のみなさん、おはようございます?こんにちは?こんばんは?(笑)

今日は脊髄神経について話したいと思います。

 

目次

 前回の復習

前回は脳神経について述べました。

脳神経とは末梢神経系の脳脊髄神経に分かれる部分でした。

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脳神経はその名のとおり、脳に働く神経でしたね。

前回は目を取り上げて、少し説明しました。

 まだ読んでいない方は  を見てください。

k-araz7.hateblo.jp

脊髄神経

今回は上の図であった通り、末梢神経の脳脊髄神経系に位置する脊髄神経について学びましょう。

 

まず

脊髄とは?

脊椎(背骨)にある椎柱管の空洞にあります。

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位置としてはこの赤の部分ですね。

そして、脊髄神経がこの骨から左右対称に横へと出ていきます。

もう少し専門的に言うと、椎間孔という場所から出ていきます。

そしてこの神経が腕にいったり、足にいったり、私たちの身体を動かす筋肉へと神経がのびています。

脳神経が12対出るのに対し、脊髄神経は31対も出ます。

まあこれは全身に向かう神経なので多くて当然という感じですね(笑)

 

今日は腕の部分を取り上げていこうと思います。

・腕神経叢

突然ですが皆さん、肘をぶつけてジーーンとなった経験ありませんか?

あれ、何とも言えない痛さですよね。

思いっきりぶつけてしまった際は小指のとこまでジーーンとなってしましますよね。

実はあれは尺骨神経という場所が刺激されてジーーンと感じてしまうんです。

 

この神経は尺骨という骨のそばを走行しています。

予想がつくと思いますが、ジーンとなるということは尺骨神経に触れているということなので、この神経は非常に浅いところにある、つまり皮膚のすぐ下らへんにあるのではないかと思われます。

そして先ほど小指のあたりまでジーンとすることがあると述べましたが、実はこの神経本当に小指のところまで伸びているんです。

 

大体、中指から小指までこの神経が支配していると考えられています。

非常に浅いところにこの神経が走行していることから、腕をけがして尺骨神経麻痺を起こしてしまう人が少なくはないそうです。

 

尺骨神経麻痺とはどんなものかというと、まず皆さん手を出してぐーにしたり、ぱーにしたり、ちょきにしたりと自分の意志でできると思いますが、この神経麻痺を起こす親指と人差し指しか動かせなくなったと考えてもらうと良いと思います。

 

さて、これまで長々と尺骨神経のことについて、述べてきました。

この小題名である腕神経叢と何が関係あるんだ?

そもそもこれなんて読むねん!!と思われた方も多いと思います。

ではまず読み方から行きましょう。

おそらく、叢が読めないと思います。

これは、くさむらと読み、腕神経叢で「わんしんけいそう」と読みます。

腕神経叢とは、漢字からわかる通り、神経がいっぱいあって、叢みたいになっているということです。もちろん尺骨神経もこの腕神経叢の一部ですから、小題名を腕神経叢にしました。

 

では、尺骨神経以外に何神経があるでしょうか。見ていきましょう。

正中神経

先ほど尺骨神経が中指から小指にかけて支配していると述べましたが、親指と人差し指は?と思った方もいると思います。

そうです、子の正中神経が親指と人差し指を支配しているんだ!と言い切りたいところですが、実は手のひら側だけを正中神経が支配しております。

正中神経も触ることが可能ですが、神経なのであまり触らないことをお勧めします。

場所としては、個人差もあると思いますが、手をグーにして手を折り曲げたりした時、手首からなんか固いものが出てくると思います。そこをじっくりと凝視するとなんか2本かたいものがあると思います。それは腱なのですが、その腱と腱の間のより深層に大体はあると思います。

私はこのあたりの筋を触っているときに、触れてしまい、少しピリピリとした感覚を感じ、これが正中神経かと、痛い思いを感じながら場所が分かりました(笑)

 

橈骨神経

この神経は、予想がつくと思いますが手の甲側の親指と人差し指を支配していると考えられています。橈骨神経の橈骨もまた、骨の一種です。

橈骨と尺骨は私たちの前腕にある骨です。

この橈骨神経は上腕から前腕にかけての手の甲側の筋肉全てを支配しています。

つまり橈骨神経が切れてしまうと....😖

 

そのほかにも、腕神経叢を形成する神経はいっぱいありますが、全部についてあげるときりがなくなるので、これくらいにしておきます。

残りの神経は肩甲背神経、肩甲上神経、外側胸筋神経、筋皮神経、腋窩神経、内側胸筋神経、肩甲下神経、胸背神経、内側上腕皮神経、内側前腕皮神経、長胸神経などがあります。気になる方は調べてみてくださいネ(笑)

今回一番伝えたいポイントは、いま述べたような知識を頭にあることを前提にして、体の一部が、(手などが)垂れ下がってる、なんかおかしい体勢をとっている方と出会った際には、脳神経でも言った通り、神経はつなげても元のように機能が回復するということはほとんどないので、どのようなサポートができるかということです。「なんでこんなんもできへんねん」など、知識さえあれば間違っても思わないであろうし、自分の行動をどうすれば役に立つかだって考えて行動をとることができるということです。

 

まとめ・次回

今回は脊髄神経について腕を用いて少し述べていきました。

脊髄神経は初めにも言ったように体のいたるところに張り巡らされています。

脚、腰、おなか、そのほか、ほとんどすべての筋肉に脊髄神経は通っています。

そして各部分には腕神経叢のような”叢”があります(笑)

本当にどの神経も人間にとってとても大事なものなので傷つけないように気をつけましょう!

 

そして、おかしな体勢をとっている方はほとんどがこの脊髄神経のどこかを麻痺しているのだろうと考えることができます。

それをまずは理解することから始めていくことも小さな一歩ですがとても素晴らしいことだと思います。

 

次回は血管についてはなそうかなと思っています。

よく聞く脳梗塞心筋梗塞っていったい何なのか!

考えていけたらいいなぁと思ってます。

今回も長々とご閲覧ありがとうございました。

コロナ、大阪めちゃくちゃへっていてとても嬉しいですね。(笑)

このまま気を抜かずもう少し頑張りましょう!😁